独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話。(後編)
PLAYTHEHOPEです。
さて、後編です。
前回のあらすじ↓
polcaというアプリで支援を受け、PLAYTHEHOPE絵画展の衣装を買えることになった絵描き・PLAYTHEHOPE。
実の妹と買いに行くことになったのだが、妹はPLAYTHEHOPEが最もおそれる
「ガチのオシャレさん」だった!
はたして、PLAYTHEHOPEは無事に衣装を買えるのか?無事におうちに帰ることができるのか?
参考記事↓
独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話。(前編)
http://playthehope.hatenablog.com/entry/2017/08/15/233601
そして、買い物当日。
妹と、大阪・天満橋の「京阪シティモール」内にあるオシャレ激安服の聖地「GU」に向かいました。(こう書いてる時点で、オシャレIQ低いのがバレる…)
迷いなく、GUのレディースフロアを抜け、メンズフロアにすすむ妹。
と、ここで妹から信じられない言葉が。
ブツンっ!!・・・
ファッションモンスター・シスターの恐ろしさに、そこから先はほとんど記憶にございません。
ぜひ、ぼくの気持ちを
「忖度(そんたく)」
していただければと。
しかしっ!
ご安心ください!
買い物から帰ったあと、よくよくカバンの中をチェックしたら、森○学園や加○学園、稲○さんもビックリ!
「ファッションシスターメモ」
が出てきたのですっ!
(注!!以下、過激な発言が含まれます。ファッションセンスゼロの方は心臓にわるいので、ご注意を!)
(ファッションシスターメモより引用)
まず今日の服装が全部ダサい
なんだ、そのハーフパンツは。変な柄が入っていて、
ダサい。
カバンが全然オシャレじゃない。肩掛けひもがねじれてる。はしゃぎすぎた小学生か!
ダサい。
そもそもカバンのひもが長すぎる。
ダサい。
ひもの長さ調整できないカバンは終わってる。
捨てろ。
だいたいお前、少しは痩せろ。ええ感じの服も、
スタイル悪いせいで、ひどく見える。ダサい。
おまえの腹が出ているせいで、ダボッと着れるシャツが全部ピチピチ、
台無し。
ウコン色じゃない、
これはカラシ色だ。ばかやろう。
お前が着ると、
ぜんぶ寝巻きに見える。
ブスやなぁ。(シンプル)
腹さえなければなぁ。(シンプル)
ははははははっ!(人の顔見て大爆笑)
引用終了
う、う、
浮かれてるぅゥウウーーっ!!!?
なんで!!
なんで??!
なにか良いことでもあったんでしょうか?
まったく記憶にございませんが、どうやら久しぶりの服の買い物なので、
ふつうにテンションが上がっていたようです。
さらに、まったく記憶にございませんが、
ファッションモンスターシスターの名言
を写真とともに少し。
妹「このTシャツかっこいいけど、ホ○ダの回しもんやと思われる。」
ぼく「このシャツ、好き!」
妹「ん、チェン?」
ぼく「いや、リーっっ!!!」
(以上、「ファッションモンスターシスターの名言集」より引用)
一部、記憶をなくしながら、小一時間悩んで、試着して、ぼくが購入したのがこちら。
灰色のシャレオツシャツ(1490円)
↑変な柄のハーフパンツは無視してくださいね♪
特売のシャレオツ伊達メガネ(290円)
税抜きでしめて、1780円なり!!
ファッションモンスターシスターゴッド(←進化してる)のおかげで、個人的には、ものすごく良い買い物ができました!
polca で支援していただいた皆さん、改めてありがとうございます!!
ちなみに伊達メガネは買ってすぐに、かけてみました。
モノクロにすると、にじみでる明治時代の文豪感・・・
目つきヤバい・・・何コイツ・・・
衣装を買って、これで無事終了!
と思いきや、突如、妹が叫びました。
ぼく「え!マジですか?いいんですか?よろしいんですか??」
兄の数百倍、いや、数兆倍、オトコマエな妹。
モンスターとか恐ろしいとか、言ってごめんよ。
そりゃお兄ちゃん、敬語にもなりますよね。
画像、天使に変えとくね。みなさん、妹のイメージはこちらです。↓
ちなみに妹が買ってくれたシャツがこちら↓
いや、ハンガーにかけて、撮れや!
いや、だから、ハンガーっ!!!
あと、手ぇジャマっ!!!親指曲がって、なんか怖いっ!!!
こうして、無事に
とにかく無事にPLAYTHEHOPE絵画展で着る衣装を、買うことができました。
この企画にお付き合いいただいた全ての皆さまに、感謝申し上げます。
最後に。
ここまで、ふざけた文体で書いてきた今回のブログですが、polca を使ってみて感じたことがいくつかあるので、まとめておきたいと思います。
polcaをやってみて①
孤独な日常に花が咲いた。
今年の4月に退職し、7月に個展開催のクラウドファンディングが終了し、今に至るまで、ぼくの日常に文化的な楽しみは、ほとんどありませんでした。
ものすごく燃えたのは、退職前に予約していたサンボマスターの大坂城野音のみ。
教師時代はよく行っていた映画なんてもってのほか。以前は気軽に買えていた小説も、数百円のお金を毎月ためて、ようやく買える状態。(燃え殻さんの小説はそうやって買えました。)
そんな中で、行った今回の買い物。
結論としては、
めちゃくちゃ楽しかったっ!!!
もう、びっくりするほど楽しかったんです!!!!
単に1800円の買い物をしてるんじゃなくて、見知らぬ方からの期待・興味という後押しがあっての買い物。久しぶりに妹と対面で、コミュニケーションできる楽しさ。
やっぱり買い物っていいなぁ!服選びって楽しいなぁ!
って素直に思いました。
普通じゃない1年を過ごした分、
一般の人が普通に楽しんでることを、自分も楽しめたという事実が、こんなにうれしいのか!
polca を使ってみなければ、わからなかったと思います。
polcaをやってみて②
人の信用で得たお金はあたたかく、誇り高く、そして、生きる活力になる。
もう言いたいことは↑のタイトルどおりです。
(ちなみに上の画像は支援してくれたぼくの友人がくれた言葉です。)
ぼくはpolca を使う以前に、PLAYTHEHOPE絵画展のクラウドファンディングをやっていまして、
参考記事
「絵描きとして、人生で初めての個展を開催したい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/31313?token=18vu33kt
このときは、直接支援ふくめて、10人の方から、総額60000円の支援を受けることができました。
それがどんなにありがたかったか。
ギャラリーのオーナーと交渉するとき、作品をつくるとき、宣伝するとき。
「自分は10人のありがたい期待でここにいる。絵描きにしてもらえたんだ。」という誇り高い気持ちが何度もぼくを支えてくれました。
今回のpolca でも同じことを感じました。
今回、支援していただいた方のあたたかい言葉に何度涙ぐんだか。
ちゃんとみなさん、ぼくのヘンテコなリターンを楽しんでくれてるんですよ!
ありがたすぎる!!
だから、ぼく自身も
今回の買い物も1つのエンタメとして楽しもう、ブログを書いて楽しんでほしい、
と考えていました。
ぼくは病気になってから、誰も信用できない時期が長く続きました。
休職した自分を、同僚はきっと悪く言ってる、生徒は全員おれをクズ扱い、家族もおれがジャマなんだ。そう思って苦しみました。
退職してからも少し残ってたんです、そういう感情。
でもね。
クラウドファンディング始めてみたら、
「わたし、あんたのことはよく知らないけど、何かやってくれそうだから、支援するよ。」
そういう方が何人もあらわれました。
ハッキリ言って、
見ず知らずというだけでも、パトロンの立場から見れば、リスクの方が勝つはずです。
でも、ぼくがプロジェクト本文に込めた想いを読み解って、
それでも「支援」という選択をしてくれた人の存在がぼくを勇気づけてくれました。
だから、世界ぜんぶをキライになる必要はないって、本気で思いました。
polca というアプリは、きっと支援している人たちの優しさで支えられています。
がんばれば、見ている人は必ずいる。
これをアプリとして具現化したのが、polca なんじゃないかな。
polcaをやってみて③
誰かの幸せを応援したくなった。
「夢」じゃなくて
「幸せ」を応援したい、というのが自分の中でのポイントです。
夢はとても大きな花。咲かせるにも時間がかかる。
けど、幸せなら、少し水を注げば、一気に成長する。
polca のポイントの1つは、これだと感じました。
ぼく自身、自分が1800円のお金で、これだけ幸せな時間を過ごせた分、
今度は別の誰かに同じ気分を味わってほしい
とpolca で支援をいただいてから、思うようになったんです。
こんなツイートまでしちゃってます。
【宣言】vプリカで支払えると知ったので、PLAYTHEHOPE絵画展が終わったら、polca支援をやってみようと思います。受けた恩は次に回す 。polca絵描きです。#polca #PLAYTHEHOPEの恩回し#polcaのお兄さん #polcaおじさんとは呼ばれたくない
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月12日
さらに、直後のツイート。
やっぱり我慢できなくて、思ったより早くデビューすることにしましたた。
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月13日
どうも、 #polcaのお兄さん #polca絵描き のPLAYTHEHOPEです。 https://t.co/OzHDUSv0TN
コンビニに走り、なけなしのお金で2000円分のVプリカを購入。
何人かの方に支援させてもらいました。少額だけど。自分が先だってのクラファンで10人の方から受けた恩を、少しでも返せるのが有難いな。みんなの目標が叶うといいな。 #polca
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月13日
そして、ぼくを支援してくれた方へのお返しをいくつかと、坂爪圭吾さんのブログで知ったTPD48のすながわたくやさん、
みかさんとリアル潜入ゲームデートをしたい #polca
https://polca.jp/projects/pjaK9EJkcHU
polcaでおそらく初の10万円越え支援を達成したブロガーのあずさん、
劣悪な作業環境から抜け出すために、iPad Proを買いたい、欲を言えばApplePencilとSmartKeyboardも欲しい。 #polca
https://polca.jp/projects/eSfnpIIH27U
など、いくつか支援させていただきました。
「見ず知らずの誰かの幸せを願う」
なんて、歌でしか言えないようなことを、実際の形にしてくれるpolca はマジですごいです!
polcaをやってみて④
誰かに渡した優しさは、優しさとして、思いもかけない方向から自分に返ってくるんじゃないか説。polca はあくまで補助ツール。やはり人と直接会う環境をつくるのが大事!
実体験として、クラウドファンディングをやったとき、知り合いから支援をもらうこともあったんですが、「なんで支援してくれたんだろう?」と考えたとき、
「過去に自分がやった行動」
が、影響していることに気づきました。
いかに自分の身近な人に楽しんでもらうか、無償の優しさを直接手渡すか
は、将来、自分が本当に困ったときに守ってくれるセーフティネットになるんだなと感じました。
polcaをやってみて⑤
信用を得るための、「発信」の重要性に気づいた。
今回、ぼくがpolca で見ず知らずの方から支援を受けることができたのは、もちろん自分の力だと思っていません。
CAMPFIREの代表・家入一真さんがいち早く支援していただいたおかげで、
まだ2000人しか、ぼくの活動を知らないということになります。
(もちろんフォローしてるだけで興味ない人もいるので、実際は半分以下)
(参考)
PLAYTHEHOPE Instagram
https://www.instagram.com/playthehopePLAYTHEHOPE ツイッター
https://mobile.twitter.com/playthehope
ぼくの場合は「絵描き」なので、
創作している作品、自分が創作のとき考えていることを、もっと「発信」していかなくてはならない
と感じました。
どういう方法をとっていくかは、今回のPLAYTHEHOPE絵画展が終了したら、自分の中で、ひとつの方向性が見えてくるんじゃないかと考えてます。
VALUやブログをもっと本格的にしてみようかなぁ。
というわけで、長くなりましたが、今回のブログはこれでおしまいです!
重ねてになりますが、
今回PLAYTHEHOPEのpolcaでの企画を支援いただいた皆さま、この記事を読んでくれた皆さま、本当にありがとうございました!
では、また次回のブログで。