「逃避」ではなく、「前進」するために描く。
逃げるために、描いていた。
見つめる未来があまりに暗くて、過去を見れば誇れるものはなくて、はさまれて苦しくなって、だからペンをにぎって、紙に向かった。
色を選ぶときの意識は捨てた。
この色で描きたいというよりは、【なんとなく良さそうだ】という体感0.01秒の直感だけをたよりに、あとは紙に描くだけ。
下描きもしない。
当然、思いもしない線で、絵全体のバランスが悪くなるときがある。そんなときは、違う色を重ねて、瞬時に方向転換する。色を重ねても大丈夫なように、最初描いていた薄いコピー用紙から、厚紙にきりかえた。
逃げるために描いていた。
仕事を休んでいるという現実、生徒の顔、同僚の声、将来への不安、才能の有無におびえる自分、身体のコンプレックス、かつて付き合っていた人の幸せな姿とどこかで不幸を願っている自分、家族に対する憎悪。
すべてから逃げるために、絵を利用していた。
けれど、いつからか、
逃げるのがイヤになった。
描けば描くほど、湧いてくる次のアイディア。
絵の具やカラーペンの鮮やかな色彩に心癒されて、自分の作品に、確信と信頼を抱くようになっている。
脳みその奥から聞こえてくる、小さな小さな声だ。呼応してやれるのは、ぼくしかいない。
だから。
ここで、突然ご挨拶。
PLAYTHEHOPEです。
先日、自分が過去に描いた絵を、PLAYTHEHOPE絵画展の準備のために見返していたところ、
明らかに描いている顔のサイズが違う!!
2016年の6月から12月までに描いた作品を見ていくと、明らかに描いている人の顔のサイズが
今より「小さい」のです。
原因を探っていくと、
1番の理由は「逃避」ではないか、
と気づきました。
本当に、あの時期は絵を描くしかやることがなく、また自分の意識の中では、それしか生きる手段がなかったのです。
だから、それこそ紙にメリこむかのように猫背になり、すがるように描いてました。
同時にそれは、まさに脳みそまるごと部屋に閉じこもるかのごとく、自分の視野さえも、せまくせまく追いつめていったのかもしれないなと、今は感じます。
退職してから、ぼくは創作活動をおこなう上での指針をたてることにしました。
その1つが、
今回のブログのタイトルになっている
「逃避」ではなく「前進」するために描く
ということです。
過去から逃げるためでなく、未来に進むために描く。
そう決めたとき、絵に向かう自分の心が、晴れやかになってきたのです。
しんどくなったり、苦しくなったときは、この指針をなんども自分に言い聞かせようと思います。
最後に、お知らせです。
ついに、わたしの
個展の詳細も決定!
【PLAYTHEHOPE絵画展】
2017年8月22日(火)〜27日(日)
各回すべてAM12:00〜PM19:00
開催場所 ミライエギャラリー
(大阪市中央区上本町西2丁目6-22・地下鉄谷町線「谷町六丁目」駅3番出口から1分)
お問い合わせ 06-6765-5923
夏休みの最終週は、ぜひ
PLAYTHEHOPE絵画展へ!
私の作品が少しでも気になった方は、
こちらのInstagramから是非ご覧ください。
1000枚の作品すべて、観られます。
(2017年7月6日、作品数は1299枚に到達)
https://www.instagram.com/playthehope/
私の作品が欲しくなった方は、BASEとminneに
ネットショップも出店しています。
PLAYTHEHOPE BASE ウェブショップ(日本国内)
https://playthehope.thebase.in
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私の創作活動を支援してくださるパトロンの方も、募集しております。ご連絡はこちらまで。
ydfnsk1689@yahoo.co.jp
では、また次回のブログで。