独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話。(後編)
PLAYTHEHOPEです。
さて、後編です。
前回のあらすじ↓
polcaというアプリで支援を受け、PLAYTHEHOPE絵画展の衣装を買えることになった絵描き・PLAYTHEHOPE。
実の妹と買いに行くことになったのだが、妹はPLAYTHEHOPEが最もおそれる
「ガチのオシャレさん」だった!
はたして、PLAYTHEHOPEは無事に衣装を買えるのか?無事におうちに帰ることができるのか?
参考記事↓
独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話。(前編)
http://playthehope.hatenablog.com/entry/2017/08/15/233601
そして、買い物当日。
妹と、大阪・天満橋の「京阪シティモール」内にあるオシャレ激安服の聖地「GU」に向かいました。(こう書いてる時点で、オシャレIQ低いのがバレる…)
迷いなく、GUのレディースフロアを抜け、メンズフロアにすすむ妹。
と、ここで妹から信じられない言葉が。
ブツンっ!!・・・
ファッションモンスター・シスターの恐ろしさに、そこから先はほとんど記憶にございません。
ぜひ、ぼくの気持ちを
「忖度(そんたく)」
していただければと。
しかしっ!
ご安心ください!
買い物から帰ったあと、よくよくカバンの中をチェックしたら、森○学園や加○学園、稲○さんもビックリ!
「ファッションシスターメモ」
が出てきたのですっ!
(注!!以下、過激な発言が含まれます。ファッションセンスゼロの方は心臓にわるいので、ご注意を!)
(ファッションシスターメモより引用)
まず今日の服装が全部ダサい
なんだ、そのハーフパンツは。変な柄が入っていて、
ダサい。
カバンが全然オシャレじゃない。肩掛けひもがねじれてる。はしゃぎすぎた小学生か!
ダサい。
そもそもカバンのひもが長すぎる。
ダサい。
ひもの長さ調整できないカバンは終わってる。
捨てろ。
だいたいお前、少しは痩せろ。ええ感じの服も、
スタイル悪いせいで、ひどく見える。ダサい。
おまえの腹が出ているせいで、ダボッと着れるシャツが全部ピチピチ、
台無し。
ウコン色じゃない、
これはカラシ色だ。ばかやろう。
お前が着ると、
ぜんぶ寝巻きに見える。
ブスやなぁ。(シンプル)
腹さえなければなぁ。(シンプル)
ははははははっ!(人の顔見て大爆笑)
引用終了
う、う、
浮かれてるぅゥウウーーっ!!!?
なんで!!
なんで??!
なにか良いことでもあったんでしょうか?
まったく記憶にございませんが、どうやら久しぶりの服の買い物なので、
ふつうにテンションが上がっていたようです。
さらに、まったく記憶にございませんが、
ファッションモンスターシスターの名言
を写真とともに少し。
妹「このTシャツかっこいいけど、ホ○ダの回しもんやと思われる。」
ぼく「このシャツ、好き!」
妹「ん、チェン?」
ぼく「いや、リーっっ!!!」
(以上、「ファッションモンスターシスターの名言集」より引用)
一部、記憶をなくしながら、小一時間悩んで、試着して、ぼくが購入したのがこちら。
灰色のシャレオツシャツ(1490円)
↑変な柄のハーフパンツは無視してくださいね♪
特売のシャレオツ伊達メガネ(290円)
税抜きでしめて、1780円なり!!
ファッションモンスターシスターゴッド(←進化してる)のおかげで、個人的には、ものすごく良い買い物ができました!
polca で支援していただいた皆さん、改めてありがとうございます!!
ちなみに伊達メガネは買ってすぐに、かけてみました。
モノクロにすると、にじみでる明治時代の文豪感・・・
目つきヤバい・・・何コイツ・・・
衣装を買って、これで無事終了!
と思いきや、突如、妹が叫びました。
ぼく「え!マジですか?いいんですか?よろしいんですか??」
兄の数百倍、いや、数兆倍、オトコマエな妹。
モンスターとか恐ろしいとか、言ってごめんよ。
そりゃお兄ちゃん、敬語にもなりますよね。
画像、天使に変えとくね。みなさん、妹のイメージはこちらです。↓
ちなみに妹が買ってくれたシャツがこちら↓
いや、ハンガーにかけて、撮れや!
いや、だから、ハンガーっ!!!
あと、手ぇジャマっ!!!親指曲がって、なんか怖いっ!!!
こうして、無事に
とにかく無事にPLAYTHEHOPE絵画展で着る衣装を、買うことができました。
この企画にお付き合いいただいた全ての皆さまに、感謝申し上げます。
最後に。
ここまで、ふざけた文体で書いてきた今回のブログですが、polca を使ってみて感じたことがいくつかあるので、まとめておきたいと思います。
polcaをやってみて①
孤独な日常に花が咲いた。
今年の4月に退職し、7月に個展開催のクラウドファンディングが終了し、今に至るまで、ぼくの日常に文化的な楽しみは、ほとんどありませんでした。
ものすごく燃えたのは、退職前に予約していたサンボマスターの大坂城野音のみ。
教師時代はよく行っていた映画なんてもってのほか。以前は気軽に買えていた小説も、数百円のお金を毎月ためて、ようやく買える状態。(燃え殻さんの小説はそうやって買えました。)
そんな中で、行った今回の買い物。
結論としては、
めちゃくちゃ楽しかったっ!!!
もう、びっくりするほど楽しかったんです!!!!
単に1800円の買い物をしてるんじゃなくて、見知らぬ方からの期待・興味という後押しがあっての買い物。久しぶりに妹と対面で、コミュニケーションできる楽しさ。
やっぱり買い物っていいなぁ!服選びって楽しいなぁ!
って素直に思いました。
普通じゃない1年を過ごした分、
一般の人が普通に楽しんでることを、自分も楽しめたという事実が、こんなにうれしいのか!
polca を使ってみなければ、わからなかったと思います。
polcaをやってみて②
人の信用で得たお金はあたたかく、誇り高く、そして、生きる活力になる。
もう言いたいことは↑のタイトルどおりです。
(ちなみに上の画像は支援してくれたぼくの友人がくれた言葉です。)
ぼくはpolca を使う以前に、PLAYTHEHOPE絵画展のクラウドファンディングをやっていまして、
参考記事
「絵描きとして、人生で初めての個展を開催したい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/31313?token=18vu33kt
このときは、直接支援ふくめて、10人の方から、総額60000円の支援を受けることができました。
それがどんなにありがたかったか。
ギャラリーのオーナーと交渉するとき、作品をつくるとき、宣伝するとき。
「自分は10人のありがたい期待でここにいる。絵描きにしてもらえたんだ。」という誇り高い気持ちが何度もぼくを支えてくれました。
今回のpolca でも同じことを感じました。
今回、支援していただいた方のあたたかい言葉に何度涙ぐんだか。
ちゃんとみなさん、ぼくのヘンテコなリターンを楽しんでくれてるんですよ!
ありがたすぎる!!
だから、ぼく自身も
今回の買い物も1つのエンタメとして楽しもう、ブログを書いて楽しんでほしい、
と考えていました。
ぼくは病気になってから、誰も信用できない時期が長く続きました。
休職した自分を、同僚はきっと悪く言ってる、生徒は全員おれをクズ扱い、家族もおれがジャマなんだ。そう思って苦しみました。
退職してからも少し残ってたんです、そういう感情。
でもね。
クラウドファンディング始めてみたら、
「わたし、あんたのことはよく知らないけど、何かやってくれそうだから、支援するよ。」
そういう方が何人もあらわれました。
ハッキリ言って、
見ず知らずというだけでも、パトロンの立場から見れば、リスクの方が勝つはずです。
でも、ぼくがプロジェクト本文に込めた想いを読み解って、
それでも「支援」という選択をしてくれた人の存在がぼくを勇気づけてくれました。
だから、世界ぜんぶをキライになる必要はないって、本気で思いました。
polca というアプリは、きっと支援している人たちの優しさで支えられています。
がんばれば、見ている人は必ずいる。
これをアプリとして具現化したのが、polca なんじゃないかな。
polcaをやってみて③
誰かの幸せを応援したくなった。
「夢」じゃなくて
「幸せ」を応援したい、というのが自分の中でのポイントです。
夢はとても大きな花。咲かせるにも時間がかかる。
けど、幸せなら、少し水を注げば、一気に成長する。
polca のポイントの1つは、これだと感じました。
ぼく自身、自分が1800円のお金で、これだけ幸せな時間を過ごせた分、
今度は別の誰かに同じ気分を味わってほしい
とpolca で支援をいただいてから、思うようになったんです。
こんなツイートまでしちゃってます。
【宣言】vプリカで支払えると知ったので、PLAYTHEHOPE絵画展が終わったら、polca支援をやってみようと思います。受けた恩は次に回す 。polca絵描きです。#polca #PLAYTHEHOPEの恩回し#polcaのお兄さん #polcaおじさんとは呼ばれたくない
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月12日
さらに、直後のツイート。
やっぱり我慢できなくて、思ったより早くデビューすることにしましたた。
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月13日
どうも、 #polcaのお兄さん #polca絵描き のPLAYTHEHOPEです。 https://t.co/OzHDUSv0TN
コンビニに走り、なけなしのお金で2000円分のVプリカを購入。
何人かの方に支援させてもらいました。少額だけど。自分が先だってのクラファンで10人の方から受けた恩を、少しでも返せるのが有難いな。みんなの目標が叶うといいな。 #polca
— PLAYTHEHOPE@1402枚完成! (@playthehope) 2017年8月13日
そして、ぼくを支援してくれた方へのお返しをいくつかと、坂爪圭吾さんのブログで知ったTPD48のすながわたくやさん、
みかさんとリアル潜入ゲームデートをしたい #polca
https://polca.jp/projects/pjaK9EJkcHU
polcaでおそらく初の10万円越え支援を達成したブロガーのあずさん、
劣悪な作業環境から抜け出すために、iPad Proを買いたい、欲を言えばApplePencilとSmartKeyboardも欲しい。 #polca
https://polca.jp/projects/eSfnpIIH27U
など、いくつか支援させていただきました。
「見ず知らずの誰かの幸せを願う」
なんて、歌でしか言えないようなことを、実際の形にしてくれるpolca はマジですごいです!
polcaをやってみて④
誰かに渡した優しさは、優しさとして、思いもかけない方向から自分に返ってくるんじゃないか説。polca はあくまで補助ツール。やはり人と直接会う環境をつくるのが大事!
実体験として、クラウドファンディングをやったとき、知り合いから支援をもらうこともあったんですが、「なんで支援してくれたんだろう?」と考えたとき、
「過去に自分がやった行動」
が、影響していることに気づきました。
いかに自分の身近な人に楽しんでもらうか、無償の優しさを直接手渡すか
は、将来、自分が本当に困ったときに守ってくれるセーフティネットになるんだなと感じました。
polcaをやってみて⑤
信用を得るための、「発信」の重要性に気づいた。
今回、ぼくがpolca で見ず知らずの方から支援を受けることができたのは、もちろん自分の力だと思っていません。
CAMPFIREの代表・家入一真さんがいち早く支援していただいたおかげで、
まだ2000人しか、ぼくの活動を知らないということになります。
(もちろんフォローしてるだけで興味ない人もいるので、実際は半分以下)
(参考)
PLAYTHEHOPE Instagram
https://www.instagram.com/playthehopePLAYTHEHOPE ツイッター
https://mobile.twitter.com/playthehope
ぼくの場合は「絵描き」なので、
創作している作品、自分が創作のとき考えていることを、もっと「発信」していかなくてはならない
と感じました。
どういう方法をとっていくかは、今回のPLAYTHEHOPE絵画展が終了したら、自分の中で、ひとつの方向性が見えてくるんじゃないかと考えてます。
VALUやブログをもっと本格的にしてみようかなぁ。
というわけで、長くなりましたが、今回のブログはこれでおしまいです!
重ねてになりますが、
今回PLAYTHEHOPEのpolcaでの企画を支援いただいた皆さま、この記事を読んでくれた皆さま、本当にありがとうございました!
では、また次回のブログで。
独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話。(前編)
PLAYTHEHOPEです。
久しぶりに更新するブログです。
そして、PLAYTHEHOPE絵画展7日前です。
参考記事
「絵描きとして、人生で初めての個展を開催したい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/31313?token=18vu33kt
皆さん、ぜひお越しください。
さて、昨日は、実の妹と一緒に
PLAYTHEHOPE絵画展で着る衣装を買いに行きました。
京阪シティモールのエスカレーターにて、妹↓
きっかけは、数日前にリリースされたばかりの
アプリを始めたことです。
少額支援(最低300円から)が可能なミニクラウドファンディングのようなもので、投げ銭感覚で支援ができるため、クラウドファンディングとしてのハードルがめちゃくちゃ低い!
だから、色んな人を応援したくなる罪なシステム!
少額支援ならではの企画を考えるのも、めちゃくちゃ楽しい!
ということで、ぼくもリリース直後から、さっそくダウンロード。試しにいくつか企画を立ててみたりしました。
色んな企画を立ててみてはボツにしながら、ぼくが最終的に行き着いた企画がこれ↓
PLAYTHEHOPE絵画展で着るオシャレな衣装を買いたいです!衣装まで気が回ってませんでした!(>人<;) #polca
「自分で買えや!」の一言で済まされそうな企画ですが、個展直前で、衣装まで回すお金はなく、悩んだ末のリリースでした。
自分で言うのも何ですが、
で、郵送できるんかいっ!
なら、最初からそう書けや!
と自分内ツッコミをはさみつつ、どうにかリリース。
そして、リリース直後。
なんと
家入一真さんに支援いただくという奇跡!
家入さんは、PLAYTHEHOPE絵画展のクラウドファンディングでもご支援いただいてます。
なんちゅう優しい人なんや…。
家入さんをきっかけに、そこから様々な方に支援いただくことに。
モッコメリアンさん、
yoshimatsuさん、
本当にありがとうございました!
最終的に6人の方に1800円の支援いただき、PLAYTHEHOPE絵画展まで時間がないこともあり、はやめに企画を締め切らせていただきました。
と、ここで、1つの問題が。
ないっ!!
ないっ!!!
どこを探しても
自分のファッションセンスが、ないっ!!!
オシャレに気を使ってこなかった人生。
そもそも、
「オシャレ」ってなんや?
もしクソダサい衣装買ってもうて、
「PLAYTHEHOPEとか言うヤツ、クソダサい、ワロタwww」
とか
「フォロー外から失礼します。あなたの服をファッション業界ではオシャレとは言いません。支援者全員に謝罪してください。」
とか言われたら、生きていけない!
PLAYTHEHOPE絵画展で着る衣装を買いに行きました。
京阪シティモールのエスカレーターにて、妹↓
ぼくの妹は6歳年下で、学校の先生をしているのですが、在職中・休職中も、そして、退職後も何かとぼくをはげましてくれました。
(6月のクラウドファンディング開始直後のLINE)
去年の年末、居酒屋で絵を描いてるって、明かしたとき、妹が「ええやん、すごいやん!」って喜んでくれたから、翌年の1月に1000枚描き終わるまでやりきれたなぁ・・・(遠い目)
(6月のクラウドファンディング開始直後のLINEその2)
買い物前日、妹からのLINEの返信がとどき、
そんな思い出がどこかにふっとびました。
支援してもらった資金で明日衣装を、妹と買いに行くんすけど、1800円という予算伝えたあとの、妹の選択肢の並べ方に圧倒。
— PLAYTHEHOPE@1400枚完成! (@playthehope) 2017年8月13日
こ、こいつ、さてはオシャレさんだな!?#polca pic.twitter.com/uGGy6BPMu1
あまりのガチなオシャレさんの圧力に、おびえるぼく。
そして、このLINEをきっかけに、オシャレセンスゼロなぼくは、買い物当日、
妹のおそろしい一面を垣間見ることになるのでした。
このブログ、まだまだ続きます。
【独りの「絵描き」の日常に花が咲いた話(後編)】に続く。
空と、白と、種。〜PLAYTHEHOPE創作論
こんにちは、PLAYTHEHOPEです。
白い紙に、
水色・空色で線を引いて、
少しずつ他の色を足していくときって、なんて心癒されるんだろう。
この瞬間を味わうたびに、また次を描きたくなってしまう。
絵描きの病かもしれません。
【1000枚の絵の完成】を目標に描き始めた去年2016年の4月。
同時に自分の創作テーマも決めました。
描き始めた当初、自分で決めたはずの100万人という数にあせりすぎて、1枚の絵に描く顔を「とにかく多くしよう」と必死になっていました。
初期の作品を今見返すと、いかに自分があせっていたかよくわかります。
いくつか、プレイバック。
作品No.0090
作品No.0155
作品No.0221
うん、めちゃくちゃあせってる。
はやく・はやく・より多く、って怨念めいたものすら感じます。
でも、それがPLAYTHEHOPE作品の謎の迫力にもなってるんだよな。むずかしいところ。
今は初期のあせりエンジンは積んでません。
創作が700枚を超えたあたりから、絵に「空白」をつくることを恐れなくなりました。
作品No.0704
作品No.0741
作品No.0792
作品No.0892
作品No.0914
自分の描く顔の線が定まってきたのもあるし、とにかく
70点だろうが、100点だろうが、何がなんでも完成させてやる!
という気概が生まれたからだろうと思います。
要するに、
描くことに緊張しなくなった。
近作でいうと、これとか、
作品No.1345
あと、これとかですね。
作品No.1359
最近は、完成が近づくと、
「これで完成!最高やん!」
というかすかな声が脳内にひびくようになってきました。
これもきっと
自分の中には世に出ていない絵の「種」がたくさん眠っている。
それは産まれていないので、とうぜん「空(くう・から)」であり、しかし、起点となる「白い紙に描くしばりがある」という意味では、創作の始まりは定まっている。
つまり、
産み出される準備はととのっている。
僕の場合は、10000枚完成をとりあえずの目標にしているので、あと 8610枚の
「種」が自分の中に眠っていることになる。
ブログ冒頭の、水色を引く際のわくわくして癒される感じの理由は、産まれるぞーという「種」たちの予告だからじゃないでしょうか。
そんなことを考えていたところ、
ふと、
「じゃあ、なぜ自分は人の顔を描くんだろう?」
と疑問に思いました。
そこで感じたことを連投ツイート。
なんで、顔を描いてるの?って、聞かれて、衝動としか言えないって答えてたんですけど、気づきました。ぼく、自分の顔が大嫌いなんですよ。顔でかいし、頬骨出てるし、ホクロ多いし、クマが消えないし、髪の毛ちりちりだし。自分の顔を愛せない分、表現に走ってるのかもしれません。 pic.twitter.com/n66xFNG5LW
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
でもね、一方で自分の顔をめちゃくちゃ愛してもいるんですよ。眉毛とか目の大きさとか、輪郭とか、自分にしかないものがあるって、自信もってます。相対する自分の顔に対する感情があって、それはきっと世界に対する感情でもあるんです。
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
顔を描くことで、ぼくはそれを発見していきたかったんです。 pic.twitter.com/WYiOTX3Rym
ぼくの描く顔の絵って、基本無表情で目線をそらしてるんです。あと肌のシワとかも最近は描かないようにしてる。
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
それは何かが始まる前の表情は希望になるかもしれないって想いと、自分の中にある目を背けたい感情(差別心や偏見の視線)を浮き彫りにしたいという想いがあるんです。 pic.twitter.com/ME1eAyC15N
いつか失うものと、いつまでも失わないもの、人の顔には両方宿っていると思って描いています。 pic.twitter.com/UZU9LGTXIG
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
これからもぼくはずっと、自分の顔が大嫌いで、大好きなままだと思います。自分の顔に自信を持つことは、自分の顔に対する思いに自信を持つこととイコールなんじゃないかな。
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
醜形恐怖に悩んでいたぼくは、ちゃんと目を見て話してくれる人が周りにいたおかげで、生きてこれました。 pic.twitter.com/amBaHoi4Y9
世の中には、人の顔を見て、人格まで決めつけてバカにするような最低最悪な奴もたくさんいますけど、
— PLAYTHEHOPE(Kanaki) (@playthehope) 2017年8月12日
一方で、見た目じゃなく、僕の想いや、語ったりやってきたことを、ちゃんと評価してくれる、優しくて誠実な人もたくさんいます。
今回の絵画展を、その人たちの感謝を込めて届けたいです。 pic.twitter.com/W6nzRTULCj
これで、自分の「創作衝動の理由」が完全解決されたわけではありませんが、一つの方向は見えたかなと考えています。
まだまだ先は長いし、これからも自分の内側を追求していこうと思います。
絵描きとして。創作者として。芸術家として。
最後にお知らせです。
まもなく、多くの方に支援いただいた、ぼくの初個展「PLAYTHEHOPE絵画展」が始まります。夏休みの最後は、ぜひ皆さまPLAYTHEHOPE絵画展へ!
PLAYTHEHOPEの全作品はインスタグラムで見られます。ぜひフォローしてください。
PLAYTHEHOPE Instagram
では、また次回のブログで。
1年で1000枚描いた絵描きの、1000枚描くための7つのコツ(前編)
皆さん、はじめまして。
PLAYTHEHOPEです。
大阪で絵描きをしています。
ぼくは、
「そもそもPLAYTHEHOPEって、何者?」
と気になった方は、以下の記事をお読みください。
ぼくが絵を描いたきっかけが全てわかります。
参考記事
「絵描きとして、人生で初めての個展を開催したい!」
https://camp-fire.jp/projects/view/31313?token=18vu33kt
さて、今回は、1年で1000枚の絵を描き終えたぼくPLAYTHEHOPEが
「1000枚描くための7つのコツ」
を、皆さんにご紹介します。
「描き続けるための7つのコツ」と言い換えてもいいかもしれません。
描き始めた当初は、「1000枚の絵を描くこと」は僕にとって、途方もなく高い山でした。
しかし、ぼくは日々の創作活動の中で、描き続けるためのさまざまな工夫を自分なりに編み出し、なんとか、その山の頂上まで登りきりました。
今回は、ぼくが実践した工夫を7つにまとめて、
皆さんにご紹介しようと思います。
特別なことはしていませんが、
1.「いつでも必ず」描ける環境をつくる。
今は実家に戻っていますが、一人暮らしの部屋で描いていた頃は、リビングにダイニングテーブル、別の部屋にオフィス用のデスクを置き、両方で作業できるようにしていました。
絵を描くためのペン類や絵の具・用紙は、それぞれの机の上に、出しっ放し。
1度使ったペンは
「作品が完成するまでは、絶対にペン立てに直さない」
というルールも徹底しました。
また、描いている途中の作品は、すぐに続きが描けるようにファイルにはしまわず、ホコリよけの紙だけかぶせて、裸のままで積み上げてました。
すべては、
病気休職のなか、自分がどんな体調・心境でも、
「いつでも必ず」描ける環境を作る
ためでした。
片付けなど整理整頓は、あまり意識しなかったです。
それよりも、
描きたいという衝動を途切れさせない
ほうが、ぼくにとっての最優先事項だったのです。
結果として、この方法はとても良かったと感じています。
2.自分の「作風」を早めに発見する。
描き続けるために、ぼくが幸運だったのは、
自分の「作風」を、わりと早い段階で発見できたことです。
2016年4月に描き始める前に、趣味で40枚ほど描いていた作品をざっと眺めたとき、
「あぁ、自分は人の顔をたくさん描くの好きなんだなぁ」「眉毛とか口は、こういう線・角度で描くのが好きなんだ」「こうやって見ると、勢いよく描いたときに謎の迫力が出るなぁ」・・・etc.
自分の作品に対する特徴を、頭の中で羅列して、小さな確信が持てたことが、続ける第一歩になった気がします。
自分ルールとして、
「他人と自分の絵を比べて落ち込まないこと」
も決めました。
世の中には、絵の上手い人は星の数ほどいます。
けれど、ここでぼくが考えたのは、
「絵が上手いことが、はたして自分の絵のプラスになるのか?」
ということです。
(もちろん、必要な絵の技術はありますよ)
絵の魅力というのは、単純な技術よりも、
「その人にしか描けない世界を見られること」
にあると、ぼくは思います。
なので、ぼくにとっては他人の技術との比較より
「自分の作風をどう展開したらいいか?」
の方が悩んだし、その数倍楽しかったです。
続けるためには、自分の芯となる「作風」をなるべく早く発見する。
大事だったなぁって思います。
「作風」が確立していれば、まわり道をしても、必ず戻ってこれますから。実際ぼく自身、戻ってこられたんで間違いないです。
3.「未完成作品」をとにかく量産する。
完成させることを意識しすぎるあまり、最終的にどう描けばいいかわからなくなって、ペンが止まってしまう。
創作している方にとっては「あるある」だと思うのですが、例にもれず、描き始めたぼくも、この壁にぶち当たりました。
「このままやと1000枚描けずに終わってしまう、アカン!」
勢いを止めたくなかったぼくは、ここで「あること」を実行に移しました。
それは、
「とにかく大量の未完成作品を描くこと」
です。
たとえば、ある日、描きたい絵のアイディアがぽんっと、浮かんできたとします。
普通なら、下描きから始めて、途中休みながらも完成までコツコツ描いていくと思います。
しかし、ぼくはそれをしませんでした。
ぼくのやり方は、こうです。
まず、思いついたまま、勢いにまかせて1枚目を描き始め、3分ぐらいしたら作業をやめます。この時点で、絵の完成度は5%前後です。
次に2枚目の紙を取り出し、別の浮かんだアイディアで描き始め、これも3分で中断。
さらに、3枚目を描き始め、やがて中断。
続いて4枚目も開始→中断・・・、
という風に、この「開始→3分で中断」を何回もくりかえし、
15枚〜20枚ほどの「未完成作品」をつくります。
あとは自分の「仕上げたいもの」から、手をつけて完成させていくという方法です。
この方法は、人より集中力が極端に少ないぼくにとって、最良の手段でした。
このやり方の1番の効果は、
「とにかく絵を描きたくて描きたくてたまらなくなること」
です。
大量の未完成作品を寝かせておくと、不思議なことに、何をしているときでも
「1年で1000枚描いた絵描きの、1000枚描くための7つのコツ(後編)」
です。
では、また次回のブログで。
怒りと、光と、青空と、たった1つの命。
本名でエゴサーチしたら、まだ生きてたんかと書かれていて、どんだけ憎まれてたんだ、と。
生きることを選んだら、そりゃ無様で見たくないことをたくさん見ることになるけど、死ぬよりは百億倍まし。
俺なりに笑われながらも、必死で人生おどったんだ。憎まれて、そのうちたった1人に好かれて、命を終えるんだよ。決めたんだよ。
昔、仕事でお世話になったお客さんが、信仰している宗教施設で毎週おれの病気回復のために祈ってくれたと。
でも、そこの教祖さんが、おれのことを先祖代々、精神が弱いってさ。
おれの人生、人に決めつけられるとこまで落ちたんだって、猛烈に悲しくなって、そのあと腹が立ってきた。
お前らに踊らされるために生まれてきたわけじゃないんだよ。おれはおれの身体を信じる。
ニーナシモンは歌ってる。
金も友達も愛も無くたって、わたしには体がある。魂がある。わたしは生きているのよって。
中島らもは歌ってる。
いいんだぜって。君がどんなやつでも。俺も同じだよって。いいんだぜって。
吉野寿は歌ってる。
逃げても逃げても朝は来る。だから涙よ止まれよって。
ヘイブラザー、君はどうだい?歌ってるかい?
って、レジェンドたちがおれに問いかける。
歌ってる。
今は絵を描いて、絵の中でおれは歌っている。
今を生きている。
今を生き続けてやるんだ。
「逃避」ではなく、「前進」するために描く。
逃げるために、描いていた。
見つめる未来があまりに暗くて、過去を見れば誇れるものはなくて、はさまれて苦しくなって、だからペンをにぎって、紙に向かった。
色を選ぶときの意識は捨てた。
この色で描きたいというよりは、【なんとなく良さそうだ】という体感0.01秒の直感だけをたよりに、あとは紙に描くだけ。
下描きもしない。
当然、思いもしない線で、絵全体のバランスが悪くなるときがある。そんなときは、違う色を重ねて、瞬時に方向転換する。色を重ねても大丈夫なように、最初描いていた薄いコピー用紙から、厚紙にきりかえた。
逃げるために描いていた。
仕事を休んでいるという現実、生徒の顔、同僚の声、将来への不安、才能の有無におびえる自分、身体のコンプレックス、かつて付き合っていた人の幸せな姿とどこかで不幸を願っている自分、家族に対する憎悪。
すべてから逃げるために、絵を利用していた。
けれど、いつからか、
逃げるのがイヤになった。
描けば描くほど、湧いてくる次のアイディア。
絵の具やカラーペンの鮮やかな色彩に心癒されて、自分の作品に、確信と信頼を抱くようになっている。
脳みその奥から聞こえてくる、小さな小さな声だ。呼応してやれるのは、ぼくしかいない。
だから。
ここで、突然ご挨拶。
PLAYTHEHOPEです。
先日、自分が過去に描いた絵を、PLAYTHEHOPE絵画展の準備のために見返していたところ、
明らかに描いている顔のサイズが違う!!
2016年の6月から12月までに描いた作品を見ていくと、明らかに描いている人の顔のサイズが
今より「小さい」のです。
原因を探っていくと、
1番の理由は「逃避」ではないか、
と気づきました。
本当に、あの時期は絵を描くしかやることがなく、また自分の意識の中では、それしか生きる手段がなかったのです。
だから、それこそ紙にメリこむかのように猫背になり、すがるように描いてました。
同時にそれは、まさに脳みそまるごと部屋に閉じこもるかのごとく、自分の視野さえも、せまくせまく追いつめていったのかもしれないなと、今は感じます。
退職してから、ぼくは創作活動をおこなう上での指針をたてることにしました。
その1つが、
今回のブログのタイトルになっている
「逃避」ではなく「前進」するために描く
ということです。
過去から逃げるためでなく、未来に進むために描く。
そう決めたとき、絵に向かう自分の心が、晴れやかになってきたのです。
しんどくなったり、苦しくなったときは、この指針をなんども自分に言い聞かせようと思います。
最後に、お知らせです。
ついに、わたしの
個展の詳細も決定!
【PLAYTHEHOPE絵画展】
2017年8月22日(火)〜27日(日)
各回すべてAM12:00〜PM19:00
開催場所 ミライエギャラリー
(大阪市中央区上本町西2丁目6-22・地下鉄谷町線「谷町六丁目」駅3番出口から1分)
お問い合わせ 06-6765-5923
夏休みの最終週は、ぜひ
PLAYTHEHOPE絵画展へ!
私の作品が少しでも気になった方は、
こちらのInstagramから是非ご覧ください。
1000枚の作品すべて、観られます。
(2017年7月6日、作品数は1299枚に到達)
https://www.instagram.com/playthehope/
私の作品が欲しくなった方は、BASEとminneに
ネットショップも出店しています。
PLAYTHEHOPE BASE ウェブショップ(日本国内)
https://playthehope.thebase.in
PLAYTHEHOPE BASE ウェブショップ(海外向け)
https://playthehope.theshop.jp/
PLAYTHEHOPE'S GALLERY(ミンネ) https://minne.com/@playthehope
私の創作活動を支援してくださるパトロンの方も、募集しております。ご連絡はこちらまで。
ydfnsk1689@yahoo.co.jp
では、また次回のブログで。
ゼロから、1000枚の絵を描いた。
2017年3月31日。
1000枚の絵を描き終えたぼくは、
絵描きになることにした。
同時に、1年間休職していた職場をやめた。
さかのぼること、1年前。
音楽の先生として、中学校に勤めていたぼくの体調は、その時点で最悪だった。
朝、起きてまず始まる目眩・立ちくらみ、吐き気。這いずってトイレにいって、胃液と内容物を吐く。
もうろうとしながら学校に電話、遅刻することを伝える。20日近くあった有給休暇は、あっという間に消化してしまった。
全ての症状の原因は、精神的なことにあったと思う。生徒との関係性が築けなかった。それにより、授業・部活動でもトラブルが頻発。誰にも根っこの部分は相談できなかった。
30歳で新規採用の音楽の教師。周りにそんな立場の人は誰もいなかった。早く追いつかなければ。焦りもあったと思う。
焦った分だけ、空回りする。本で学んだ知識で生徒に接してはいても、生徒の心の底の想いを聴くことはしていなかった。
要するに、教師としての自分を大きく見せようとすることに精一杯だった。
今ならわかる。ほとんど全て。
けれど、わかったからやり直せるかと言われたら、残念ながら人には、未来しか用意されていないらしい。
やり直せはしないから、わかったことを頼りに進むしかない。
病院で『うつ病』と診断され、診断書をもらい、1年間の休職を決断したぼくは、しかし決断したからといって、何もすることがなかった。
だから、絵を描き始めた。
ボールペンを使い、絵の具を使い、人の顔をとにかくたくさん描いた。
休職後は、食事の買い物以外は外に出ず、ずっと描いていた。
なぜ顔を描くのか自分でもわからない。
衝動としか言い表せない。
絵を描くこと自体は初めてではなかった。
3年前に教師を始めた頃、1DKの狭い部屋で、机を置く余裕なんてないから、寝っ転がってレポート用紙にずっと描いていた。
なぜかそれが、ピアノを弾くよりも、心が安らかになる瞬間だった。
ずっとずっと描いて、
ずっとずっと描いて、
ずっとずっと描いて描いて描いて描いて、
毎日、息をして、生き残って、
2017年1月、ぼくはついに1000枚の絵を描き終えた。
そして、この文章は最初に戻る。
2017年3月31日。
1000枚の絵を描き終えたぼくは、絵描きになることにした。
同時に、1年間休職していた職場をやめた。
ここで唐突に、ご挨拶。
はじめまして。
大阪在住の絵描き・芸術家、
PLAYTHEHOPE
と申します。
はじめてのブログなのに、今まで読んでいただいた上記のような文章を延々と、重たく書き連ねてしまい、言い訳のしようもありません。
ですが、1年間の休職中、ぼくを生きることに引きあげてくれた『絵を描く』ということへの感謝、そしてこれから描いていく未来を考えると、ここから始めるしかありませんでした。
このブログでは、ぼく、PLAYTHEHOPEの日々の活動や思考を、少しずつ描いていきます。
よければ、お付き合いください。
最後に、お知らせです。
私の作品が少しでも気になった方は、
こちらのInstagramから是非ご覧ください。
1000枚の作品すべて、観られます。
(2017年6月、作品数は1243枚に到達)
https://www.instagram.com/playthehope/
私の作品が欲しくなった方は、BASEとminneに
ネットショップも出店しています。
PLAYTHEHOPE BASE ウェブショップ(日本国内)
https://playthehope.thebase.in
PLAYTHEHOPE BASE ウェブショップ(海外向け)
https://playthehope.theshop.jp/
PLAYTHEHOPE'S GALLERY(ミンネ) https://minne.com/@playthehope
私の創作活動を支援してくださるパトロンの方も、募集しております。ご連絡はこちらまで。
playthehopekanaki@gmail.com
では、また次回のブログで。